こちらは障がいを持った方達に4つの大きな柱、就労支援・生活支援・子育て支援・余暇支援を目的として活動されています。その中で就労支援を中心として活動されている“すいーつばたけ”を取材させていただきました。

「せっかく生まれてきた一度きりの人生をこの街の中で一緒に豊かに生きていきたい」がめだかすとりぃむの理念。 「障がいは内容や重さに一人一人個人差がありますが、その人に合わせた働き方を支えることが私たちの支援のかたちです」

「本当に良い商品を作り、販売することによって社会参加しています。“障がいを持っている人が作ったモノ”としてではなく、クッキーやパン、木工などの商品が他の店舗に置いてある商品同様またはそれ以上になるように商品を企画し、商品構成や販促催事等、みんなで知恵を出し合って作り出しています」

「施設利用者の働く場所であり、安行の街の人にとって居心地の良い場所、コミュニケーションを取れる場所。そして、地域の方の雇用を生む場所。利用者と地域の方みんなが“WIN！WIN！”の関係になれますように」 と所長の山下さん。

店舗に入ると、焼き立てのパンやクッキーの香ばしくやさしい香りと所狭しと並べられている木工細工の数々。季節によって商品を変えていらっしゃるということで、取材に伺った時はちょうどホワイトデー直前ということもあり、かわいくラッピングされたクッキーが並んでいました。

各工房を見学させていただき、ひたすら木片をヤスリで磨いている姿、パンの同じ工程をゆっくりとでも丁寧に作業している姿、利用者の皆さんがイキイキとまっすぐな眼差しで働いている姿がとてもまぶしく印象的でした。 川口市・施設のある安行の街にいろいろな“つながり”を持ち、施設として孤立するのではなく、本当にうまく地域と“共生”されている。と感じました。